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スーパーカミオカンデ(展示室)

06年9月16日

先月に取りにいった穴谷の霊水の底がついてしまいました。しかし今回を機にやっぱりこの水を毎日飲みたくなってしまいました。火がついたんです(笑)。なのでまたまた取りにいってしまいました。今回は20L入りポリタンク12個です。これで半年は持つと思います。

行きは関越、上信越、北陸道で滑川ICを目指しましたが、帰りは富山経由→安房峠→松本→上信越道東部湯の丸IC→帰宅のルートを選択しました。そもそも私は行きと帰りとも同じルートを通るのが大嫌いな性格なので(笑)。

富山市内をから国道41号線に入ります。しばらく進むとかつてイタイイタイ病で有名になった神通川沿いに走ります。そして岐阜県に入ります。この岐阜、富山県境には神岡町というところがあります(現在は飛騨市)。この町は江戸時代から鉱山の町として栄えたところです。実はこの町にノーベル物理学賞で一世を風靡した小柴教授で有名なスーパーカミオカンデがあります。

何故この神岡が選ばれたか?ここは岩盤が非常に硬く大きな穴を掘るのに適した場所らしいです。またここ神岡町には神通川の上流である高原川に代表されるように綺麗な水が豊富にあります。そんなことでこの場所はスーパーカミオカンデを造るのには絶好の場所だったようです。

前置きが長くなりましたがそのスーパーカミオカンデの展示室がある道の駅スカイドームへ途中立ち寄りました(本物のスーパーカミオカンデはこの近くの山の下だそうです)。実はここの行くのは三回目。何回行ってもニュートリノを理解することが出来ません(泣)。まあ少しは理解したつもりですが、人に説明できるほど理解したとはとてもじゃないけど言えません。詳しく知りたい方は下のHPを参照ください。

http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/   

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あっ、それからカミオカンデの由来はKamioka Nucleon Decay Experiment(神岡核子崩壊実験)の意味からきているそうです。展示室に貼ってある説明にはKamioka Neutrino Detection Experimentの略と書いてありますがこれは間違いであるとの説があるみたいです。まあどっちでもいいですが(笑)。

蛇足でニュートリノを説明してみます。できるかなあ?(笑)。物質の基本粒子は、全部で12個あります。その12個は大きく分けてクオーク(6個)とレプトン(6個)とに分かれます。このレプトンには電子(3個)とニュートリノ(3個)がありますがここでクオーク、電子と大きく異なる点、それはニュートリノだけが電気を帯びていないのです。ですから物質化できません。では何故ニュートリノを捕まえることがそんなに凄いことなのでしょうか?。まずは大きさです。原子核とニュートリノを比べてみると、地球と米粒の大きさの違いだそうです。それとニュートリノはどんな物質も通り抜けていきます。もし太陽から来るニュートリノを完全に遮断しようとするならば、水なら40光年の厚さ、鉛でも4光年の厚さの壁が必要になるのだそうです。凄すぎて想像できませんが…。またニュートリノは別名「情報伝達人」とも言われており、磁場の影響を受けずに何でも突き抜けて真っ直ぐ飛ぶので逆にたどれば何処で発生したかわかるし、また飛んでいる間は他の影響を全く受けないため発生したところの情報をそのまま持っているらしいです。ってことは…。この情報を集めればいままで解明できなかった宇宙や物質のことがもっともっと明らかになっていくんですね。研究者の方々、宜しくお願いいたします!楽しみにしてます!。

一度、本当のスーパーカミオカンデを見学してみたいですがツアーでしか行けないようです。いつかそのツアーに参加してみたいです。

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