« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

九州(黒川温泉)

とうとう黒川温泉に着いた。宿泊した「いこい旅館」は黒川温泉の入り口にあるにもかかわらず道が狭いため一方通行となっており、ぐるっと遠回りをしないといけない。しかしそのおかげで黒川温泉郷の様子を車の中から見ることができた。「人間万事塞翁が馬」なのでしょうか?(笑)

町の印象を一言で言い表せば「造られた温泉郷」。確かにここは町おこしの一環としてこのような町を造ったのであるが、それにしても秘湯などという感覚は全く感じなかった。それとやたらとOL風の方々が多いこと。いかにも女性受けするような印象を感じた。綺麗でレトロ調なところなんか特に。経営の手法として若い女性に受け入れられるようにすれば自ずと集客が上がるという法則があるが、まさにそれを実践しているようだ。だから日本の温泉人気NO1に登場するのだろうか?

いこい旅館に入り、仲居さんに三階の富士という部屋に案内される。部屋は平凡であるが落ち着く雰囲気。仲居さんから「日帰りのお客さんが沢山いらっしゃっているので宿泊者専用の貸切風呂に入ったらどうですか」とのアドバイスを受ける。早速、フロントで聞いてみるがすでに三つある貸切風呂はどれも使用中。仕方がないので混んでいる日本名湯秘湯百選に選ばれている露天風呂「滝の湯」に入る。やっぱり人がいっぱい(泣)。10分くらいであがってしまった。しかし滝の湯なのに滝から水が流れていなかった。お湯は「(白濁+黄土色)÷2」の色をしている。硫黄の香りが若干する。温度はちょうどいい。入った感想はまあまあ(爆)。普通であればいいお湯だ!っていうのだろうが最近は素晴らしい温泉に行き過ぎているせいかこのくらいだと感動がない。次に奥にある「打たせ湯」に入る。非常に浅く、座って上から落ちてくるお湯を肩や背中に当てるのにはちょうどいい。 (画像は翌朝の滝の湯)_117 _116  _110_136_135

_038_4そしてフロントに貸切風呂が空いたら連絡をもらえるようお願いし一旦部屋に戻る。10分くらいすると電話が鳴り、家族風呂が空いたとのこと。早速入る。「家族風呂」という名前だけあってちょうど四人くらいが入れる大きさ。湯の温度はやや熱め。泉質は滝の湯とほとんど同じ。内風呂特有のいい雰囲気を持っている。_111_2

そして晩飯。一階の食事処でいただく。まず印象的だったのはお米のめちゃめちゃ美味いこと。(コシヒカリ+ササニシキ)÷2といった表現がわかりやすいか。一粒一粒につやがありしっかりと立っており、しかしこわいわけではなくちょうどいい。仲居さんに聞いたところ、いこい旅館専用の田んぼを持っていてそこで作っているとのこと。それと阿蘇の赤牛、馬肉が美味かった。特に馬肉は口の中でとろけてしまった。非常に満足な食事だった。_120 _118

PM8時30分には日帰り客は帰ってしまう。そこからが勝負!まず最初に宿泊者専用の桶風呂」へ。ここは離れの建物の三階にある。鍵を開け入ると湯気がすごく湯船が見えないくらい。お湯はちょうどよく泉質は若干薄い気がした。またここはジャグジーが付いていて好みに応じてスイッチを入れると泡が出てくる。開放感はないがプライベート風呂のためゆったり出来て、これは結構お気に入り。_040_5_039_3 _037_3

続いて「箱風呂」に入る。真ん中から泡が出ていてジャグジーにようだった。温度はやや熱め。泉質は桶風呂と同じようだった。湯船の下には玉砂利にようなものが敷いてあり結構いい風呂だった。 _050_4

そして次はやっと空いた宿泊者専用の「かくれの湯」に入る。この時、時計はPM11時を指していた。中に入るととにかく暗い。しかしこのいこい旅館の中では一番好きな湯となった。湯船の半分は寝湯が出来るようになっている。温度はぬるめでゆっくりと長く浸かっても苦にならない。思わず寝てしまいそうになった。_124_1 _053_7

時計をみるとPM11時40分。あと20分しかない。やっと男風呂に切り替わった「桧風呂」に入る。ここもかなり暗い。写真を撮るが上手く撮れない。名前のとおり桧で造られており、なかなかいい風呂だった。温度はやや熱め。さすがにこの時間になると温泉フェチでない限り入浴する客はいないようだ。_125 AM0時。本日の入浴は終了。ちょっと疲れたかな(笑)。

さっき滝の湯に入っているすきに、我々の部屋に夜食のぜんざいを置いてくれたみたいだ。このようなサービスって何だかうれしく思えるもんだなぁ。Image039

ふとんに入ると数秒で寝てしまったようだった。

結局、朝6時30分に目覚ましをセットしたが起きれず。7時30分に起床。昨夜は小学生の遠足の前にように興奮してあまり寝てなかったので寝不足だったのかなぁ。起きて早速まだ入っていない湯に入ることにする。まずが美人湯に向かう。少し離れにあり廊下からいい雰囲気がある。さすがに朝の黒川は寒い。脱衣所が外にあるため寒い空気がもろに身体へ突き刺さる。まずは美人湯に入る。屋根付きの露天風呂である。お湯の温度はちょうどいい。結構、気持ちにいい湯だ。次に一番奥にある宿泊者専用の蘇の湯に入る。入った瞬間、湯気がすごくて奥まで見えない。掛湯で足と腰部分にお湯を掛け、手前から石風呂寝湯うたせ湯の順番に入る。石風呂は若干温度が熱め。寝湯とうたせ湯はちょうどいい。この蘇の湯からみる筑後川は迫力があり結構好きである。 _121_3 _128_1 _112_1 _051_2_044_5  _088_3_090_2

そして最後に立湯に入る。深さは立った状態で脇の下くらいまでくる。温度はぬるめで気持ちがいいが立っているのでゆったりは出来ない。_113_4

これでいこい旅館の全ての風呂を制覇した。お湯について、温度の違いはあるものの泉質自体はどの湯もあまり変わらないような気がした。さあ、これから朝飯だ。

ちなみに朝飯、お米が美味いので3杯も食べてしまった。_035_7

腹ごしらえも終わり、チェックアウトをし、いこい旅館を出る。帰りかけに担当に仲居さんに声をかけられ記念写真を撮っていただいた。またここ黒川の明け方の気温はマイナス4度とのことで車のガラスが全て凍っていた。なのでその仲居さんが足湯からわざわざお湯を持ってきていただき全てのガラスにかけていただいた。さすがに一瞬のうちに解けた。

これで黒川温泉は終わり。本当は黒川温泉の他の温泉を湯めぐりしたかったがそれよりもどうしても行きたい温泉があり我慢した。本当にお世話になった仲居さんにお礼をいい、黒川温泉を後にした。_139_1

| | コメント (0) | トラックバック (1)

九州(高千穂峡~黒川温泉)

時計を見るとPM1時を過ぎていた。腹が減ったが時間がない(泣)。天岩戸神社から約15分。高千穂峡到着。車を置き、まずは貸しボートに乗る(30分3,000円)。値段が少々高いが時間を有効に使うためには仕方がない。

川の水はきれいな緑色をしていた。早速、オールを漕ぐ。久しぶりのせいか真っ直ぐに進まない(笑)。徐々に慣れてはきたが。しかしこの水に居座っている鴨ちゃん達はガメツイ。餌をくれると思ったのか我々のボートについてくる。何度もオールで引っかきそうになった。ガ~ガ~鳴いてうるさいが、何だかかわいらしい。この高千穂峡。なかなか素晴らしい風景だ。鋭利なもので切ったような渓谷で上から滝のように水が落ちているのも風情がある。こんな景色、初めて見た。…がしかし想像していたより規模が小さい。実際にボートで端から端まで行ってみたが500mくらいしかなかったような…。_063_1 _065_2 _072_1 _093_1 _092

ボートを降り、しばらく上からの高千穂峡を堪能。下から見る景色と違い、むしろこちらの方が綺麗に見える。この高千穂峡にはボートからみた滝に代表されるような迫力感よりもむしろ美しさかつ幻想的な雰囲気の方が好きだ。そうこうしているうちに急に空腹感が襲ってきた。時計をみるとPM2時30分。あまりにつらいので駐車場近くにある土産屋でくるみ味噌味の串刺団子を買い、胃をごまかす。

高千穂峡出発。ここから近くの高千穂神社に寄ろうと駐車場まで行ったが、なんとなく「今回はいいや」って気になり、そのままスルー。一路、今晩の宿泊先である黒川温泉に向かう。しかしちょっと待った!途中、国見が丘の標識は目に入り進路変更。山道を約5km。国見が丘に到着。いや~あ、気持ちいい。高千穂の街や阿蘇の山々、祖母連山などが一望。360度の大パノラマ。ここは神武天皇の孫が国見をしたとも言われている。

この時、心の底から「自然(地球)がいとおしい」って思えた。たとえば埼玉の武甲山のようにセメントを採石するために山を爆破している行為にきっと地球は悲しんでいるのかなあって。温泉にしても自然湧出の場合は地球が「好きに使ってくださいね」って言ってるような気がするし、ボーリングで無理やり採掘した温泉については「自分勝手にそんなに無理やり掘らないで」って言っている気がする。非常に子供チックな表現かもしれないが心の底からそう思えたのだから仕方がない。確かに生活を便利にするために自然を力ずくで破壊することに全面否定する気はない。実際、自分もその恩恵を受けてきているひとりだから。しかし少しやりすぎだと思う。石油なんか代表的な例だ。しかも戦争の原因にさえなっているのだから。このようなことを話し出すと止まらなくなるのでこの辺で(笑)。_096_1 _097_1 _098_1 _099_1 _100_2 _101_1

国見が丘を出発。もう腹が減っておかしくなりそう(泣)。ちょうどそんな時に道の駅高千穂を発見。早速立ち寄る。なんと105円のラスクが売っており即購入。結構、いっぱい入っている。それを運転しながらほお張る。ちょっと硬すぎるかなぁ。

国道218号線→265号線で再び高森を通り阿蘇山麓の東側を北上。目の前にはすごいすごい、ど迫力の風景が現れる。あまりに圧倒され即座に車を止める。ちょうどそこは月廻り温泉館という温泉&食事処であった。左に丸山、右に根子岳が目の前に迫り、まさに絶景。何にも考えずただただ見とれてしまった。_103_1 _104_1

こんなにちょくちょく景色に見とれてしまってばかりでは黒川に着く頃はきっと真っ暗になっているだろう。なので少々急ぐことにする。箱石峠のあたりは丘陵地帯のようで肌色に見える岩肌、山肌の凹凸がまた素晴らしい。地形は山口の秋吉台に似ている。

JR宮地駅を過ぎ、やまなみハイウェイに入る。またまたこの道もすごい!本当にこの辺りはすごい景色ばっかり。なかなか前に進まない。右には九重山、左には猟師山が。夕日に染まった山肌がとっても綺麗だった。_108_2 _109_1

さっ、もう止まれない。瀬の本を左折し10分ほど進んだところが黒川温泉。やっと着いた~。なんとか日没前に着いた。一方通行のため、ぐるっと遠回りをし宿泊先である「いこい旅館」到着。まず始めに言っておきたいがこの旅館で我々の担当になっていただいた仲居さん。愛想がよく非常に親切だった。決して美人さんとは言えないが(爆)この方の笑顔ややさしい言葉で本当に癒された。

この後はいこい旅館温泉レポートです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

九州(熊本空港~天岩戸神社)

06年12月23日~24日

毎年恒例の年末旅行は今年に限ってはちょっと違います。JALからのメールで格安パックのメチャメチャ安いのがあり、衝動買いしてしまいました。なので一週間早い年末旅行に行ってきました。

自宅を6時前に出発。羽田発8時5分のJAL1801便で一路熊本へ。この日は関東から九州まで晴れとの予報。上空に行ってもまったく揺れというものを感じることなく(こんなに揺れない飛行機は初めてです)9時55分熊本空港到着。当然、熊本地方も晴れ。そういえば熊本空港着陸の20分くらい前からの下界が絶景だった。阿蘇周辺の風景はまるでギアナ高地かと思った(ちょっと言い過ぎかな?)。_001_9 _002_9

日産レンタカーの営業所でキューブを借り、いざ出発。周りは山々に囲まれ、その山々が薄い霧でぼやけて見えるのがなんとも幻想的である。初めての土地がゆえにカーナビ様の指示に従い進む。国道57号線を進みJR立野駅を過ぎたあたりで右折。国道325号線に入る。阿蘇山麓の南側を通るルートである。しばらく進むと左手には阿蘇に山々が目の前に現れる。山肌は黄土色をしており非常に珍しい。綺麗と表現したいがそれよりも迫力感が勝っている。高森の街に入るあたりになると正面に清栄山がドカッと現れ、これまた大迫力。一体このあたりはどんな場所なんだろう?。私も日本中、旅行をしているがこんなに変化に富んだ風景に出会った記憶がない。「すんご~い」の一言!

さらに325号線を進み、阿蘇の絶景を後ろに見ながら宮崎県に入る。PM0時。前から一度は来たかった天岩戸神社に到着。田舎の神社らしくこじんまりとしている。鳥居をくぐり西本宮へ。ちょうど入って左手に社務所があり、そこで天岩戸を見学したい旨を伝えると宮司さんのような方が出てこられて案内を受ける(この天岩戸は御神体であり神域のため撮影禁止。また社務所にて断りを得ないと見ることはできない)。まずは禊をしてもらい、鍵のかかった門を入って階段を下り、左へ折れたところが遥拝殿。ここはちょうど本殿の裏手になる。目の前には断崖絶壁があるのみ。しかし説明を聞くと断崖絶壁の岩と岩の間に窪みがあり、そこに天照大御神が隠れたとのことであった。正直、あっけなかった。先入観が強すぎたのか?大きい岩がドカッとあって、そこに隠れていたのを想像していただけに…。_011_11 _012_11 _014_11 _015_9 _016_7しかし案内していただいたのもかかわらず無料なのがすごいと思った。そのかわりといっては何ですがお賽銭は少々弾みました(笑)。

そしてこれまた行きたかった天安河原へと向かう。ここは天照大御神が弟である須佐男命の乱暴さに嫌気がさして岩戸の間に隠れてしまったため、何とかそこから出てもらおうと神様同士が会議をされた場所と言われている。急な坂を下り、岩戸川の縁に行く階段を数段下りたあたりで変調が…(笑)。川の方から冷たい風のようなものが自分たちに向かって吹いてきた。っていうよりもこれは間違いなく風ではない。凛としたエネルギーのようなものがこっちに向かって流れてきたように思えてならない。一気に心身がシャキッとした。ここからは駐車場に戻るまでずっとこの感覚が残っていた。不思議だよなぁ。橋を渡り、川沿いを数分歩いたところが天安河原。何じゃここは~。すごい場所だぁ。神聖な場所であるのは間違いないと思うが、恐さを感じる。広い洞窟の中に神殿と鳥居があり、回りにはここを訪れた方々が積んだであろう石の塔が数百、数千?もあろうか。しかししばらくここにいると次第に恐さは感じなくなり背筋を伸ばされたような感覚に変わってきた。 _017_11 _018_10_019_7_022_7_025_4_027_10

10分くらいたたずんでいただろうか。川沿いだけあってかなり寒くなってきたため駐車場に戻ることにする。

この後は西本宮から岩戸川を挟んだ向こう側にある東本宮を参拝し、天岩戸神社を後にする(画像の水は御神水)。_030_5 _031_3 _055_3 _056_2 ここから高千穂峡へと向かう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

万座温泉 豊国館

06年12月10日

昨日の件がどうも引っ掛かり、何が何でも行きたくなってしまいました。ってことで…。

朝6時30分、自宅出発。通常は関越道、上信越道経由の方が早いが上信越碓氷軽井沢ICを降りてからの道は標高が高く、積雪が心配。なので関越道を北上し渋川伊香保ICを降り、国道353号経由で向かう。予想通り、この道は積雪がなく走行は至って順調。そう言えばこの日も夜明け間近は霧ががかっていたものの、結局は快晴でとなった。前橋近辺で右に赤城山、正面に武尊山、左に榛名山がハッキリと観えた。この三山に囲まれた地帯。何だか風水的に何かあるのかなぁって思えてならなかった。

途中、川原湯温泉付近で用を足すために車を停止。その時に大きなダムの描かれた看板?のようなものを発見。そういえばこの川原湯温泉付近はこのダムの建設のため、平成22年にはダムの底になってしまうそうだ。非常に残念である。田中康夫じゃないがだれか脱ダム宣言しないかなぁ。

9時を少しまわったあたりで万座・鹿沢口駅を通過。いよいよ万座ハイウェーに入る。料金所のおっさんから「万座の入口手前から少し積雪があるよ。スタットレス履いていないと難しいよ。」と言われたが、天気は回復の方向だし無視して進む。がしかし…。やっぱりだった。万座温泉約5km手前で積雪が…しかも降雪がある。どんどん積もりそう(泣)。仕方なく下山。でも諦められない。

万座・鹿沢口駅まで戻り、10時13分発、万座温泉行のバスに乗り込む。客は我々以外に一人だけ(笑)。それにしても料金所のおっさんの言うことを素直に聞いて、バスに乗っていればよかったなぁ。万座温泉3km手前あたりから積雪が半端じゃない。道は真っ白。引き返して正解だった。10時50分、万座温泉バスターミナル到着。

この日、万座は完全な雪。もうスキーも出来るだろう。15日からスキー場の営業開始らしいが関係者もホッとしているのでは…。ここから坂を1分程登ったところに豊国館がある。_029_4_028_6 

フロントで二人分1,000円を払い中へ。この豊国館、山荘といった雰囲気である。決して綺麗とは言えないがこういった雰囲気の温泉。個人的には好きです。床のきしむ音や暖房があまり効いていないところが何とも良い(笑)。中を進み、建物の一番奥の突き当たった所に風呂がある。_027_8 _026_7

客は我々以外にいないようで貸切状態。ラッキー。まずは内湯(男専用)に入る。お湯の色は白濁。白骨の泡の湯同様、お湯の中に手を入れると全くその手が見えないほど。匂いは強くはないが硫黄の香りがする。待ってました。このお湯!温度は熱めで自分にとっては長く浸かることは決して出来ないが、この肌に纏わり付く感覚。ドロッとした感覚。濃い~って感覚。万座温泉ホテルの苦湯より好きです。ってことは今まで入った温泉の中で一番気に入った湯になりました(あくまでも泉質)。熱いのにもかかわらず10分以上も浸かっていた。(熱くて入れない場合は備え付けの冷水が出てくるホー_016_6スを湯船に_001_8入れ、温度を下げてもOK。_004_12しかし湯の濃度が薄くなる。)   _024_8 _025_3 また湯船に浸かっている間、周りを見渡すと浴室全体に細かい霧状のものが散乱しているのがわかる。温泉の成分が飛んでいるのだろうか。それとも換気が良くないのだろうか。しかし備え付けの換気扇がフル回転してのは確認済。

続いて露天風呂(混浴)に。いやぁ~寒い。風呂に降りる階段にも雪が積もっていてそれを踏まないと湯船にたどりつかない。足裏が凍傷になりそうだった(笑)。この風呂はかなり大きくて深い。湯が腰までくる位の深さ。ただ湯船の縁に腰を掛けられる板が備え付けられており、それに腰をかけるとちょうど胸の高さくらいまで湯が浸かるようになっている。この湯の温度はちょうどいい。外気にさらされてかなり冷まされているのだろう。内湯ほど濃厚さは無いがいい湯である。雪が横なぐり状態に降っているせいで頭にはどんどん積もって?いくし目には入るし。しかしかなり寒いのと貸切状態のためか、かなり長い時間(1時間近く?)入っていた。雪の中の露天風呂。久々だが本当に気持ちがいい。こういうのって自然との一体感が感じられるよなぁ。それと湯口から流れ出るお湯を少しだけ口に含んでみたがかなり酸っぱかった。決して美味しいものではないがコップ一杯だったら飲めるかも(笑)。_017_10 _018_9   _006_7_007_11_013_8 _014_10 _020_9 _021_6 _022_6

時計を見ると12時をまわっていた。手もふやけたことだし(笑)そろそろ上がることにする。脱衣所の前にあるソファーに腰を掛け、用意していた穴谷の霊泉をグイっと飲み、あらかじめ上里SAで買っておいたカツトーストとおにぎりを食べる。しかしこの豊国館、暖房の効きがよくないためまたまた身体が冷えてきてしまった。なのでもう一度内湯に浸かる。やっぱりいいお湯。素晴らしいです!ゆっくりと120カウント数えて上がる。

時計を見るともうPM1時すぎ。時間の経つのが早い。1時27分発のバスに乗り、万座・鹿沢口駅へ。そこからは車に乗り換え、碓氷軽井沢ICから上信越道に乗り、帰路に着く。

この豊国館。創業は昭和二年。苦湯の湯元のようである。建物は古く、あまり綺麗でない。フロントも接客と呼べるものではない。しかし…。入る前は万座温泉ホテルの苦湯に勝るものはないと軽く見ていたがそれが大間違いであることに今回、気づいた。素晴らしい湯である。これからはここのリピーターになるつもりである。

※同行者(笑)に女性用露天風呂と豊国館のスリッパのアップ画像をもらったので載せておきます。特にスリッパは豊国館の雰囲気を象徴しているような気がします。Image026 Image027 Image031

| | コメント (0) | トラックバック (1)

万座温泉でなく湯郷白寿

06年12月9日

この日は久々に両親を連れて温泉に行こうと朝7時前に我が家に集合し出発。行き先は万座。空は曇天。時々雨もパラパラ。車は順調に進み、碓氷軽井沢ICを降り、一般道に入る。軽井沢市街地を過ぎ、国道146号に入り…。そこまではよかったのであるがいきなり雪が降ってきた。しかもパラパラなんて言ってる量ではない。普通に降っているのである。見る見るうちに道が真っ白に。万座まであと30kmまで来ておきながら仕方なく引き返す(泣)。この雪で他の温泉に行くって言ってもきっと状況は似ているだろう。

今回は諦め、上信越道吉井ICまで戻り、そこから約30分。埼玉県神川町にある「神流川温泉 湯郷 白寿」に行くことにした。見た目や中の造りはスーパー銭湯と変わりないがお湯が違う。ナトリウム・塩化物強塩温泉であり源泉加温掛け流しで露天風呂と内風呂が男女各々ある。お湯は黄土色に濁っており、浴槽も温泉成分が堆積しており、なかなかいい温泉だと思う。700円で休憩室まで使用可能なため非常にリーズナブル。

両親はここで十分満足してくれたようで、5月くらいになったら万座に連れて行くことを約束した。しかし私自身、満足するわけがありません(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »