穴谷の霊水~欅平~黒薙
07年5月2日~3日
今回のGW。メインも秘湯めぐりです。富山県上市町の「穴谷の霊水」に水を取りに行くついでに温泉に行ってしまおうと思いました。
5月2日PM10時自宅出発。マスコミでは渋滞の予想が出ておりいつになく早く出る。関越道所沢ICを乗ったまではいいが、いつものこの時間より交通量はかなり多い。やっぱり川越IC手前付近から速度が落ちてくる。時折30km程度まで落ちる。その先に進むが断続的に渋滞が続く。しかし花園ICを過ぎた頃になるとようやく80kmペースまで回復。その後は交通量は多いものの渋滞はなかった。
5月3日AM3時。北陸道の有磯海SA到着。ここで仮眠を取る。AM5時起床。滑川ICを下り、穴谷の霊水へ。途中、田んぼの水面に映る黒部の山々+日の出が綺麗だった。
AM5時40分。穴谷の霊水到着。結構、肌寒い。6時から開門なのにもかかわらず先客が3組ほどいた。あと20分、車の中で待とうと思っていたがすぐに開門してくれた。そして約半年振りに日本一美味いと思っている水に対面。飲んでみたがやっぱり美味い。今回は20L×8ヶをお持ち帰り。
AM6時30分。穴谷の霊水を出発。宇奈月温泉へ。まだ黒部峡谷鉄道トロッコ列車の時間までかなりあるため一般道で向かう。途中、コンビニで買い物をしたりしながらAM7時40分。宇奈月温泉到着。富山地鉄の駐車場に車を置く。これで明日の昼まで車とはお別れ。
早速、黒部峡谷鉄道トロッコ列車の宇奈月駅へ行く。まだ予約してある9時発の列車まで時間がある。仕方がないのでこの駅構内にあるテレビを見ながら時間をつぶす。そして10分前になって、ようやく9時発の列車の改札が始まる。ちなみに我々はリラックス車。以前、トロッコ列車に乗った時は普通車だったがクッションが悪く、背もたれもないため腰が痛くなった。なので今回は追加料金一人520円を払って乗った。
AM9時出発。ここから終点の欅平までは約80分。速度は非常に遅い。時速20kmくらいだろうか。途中、本日宿泊する黒薙や野湯の露天風呂で有名な鐘釣をとおりAM10時18分。欅平到着。途中の景色は素晴らしい。険しい峡谷の間を縫う様に走る。こんなに山奥によく鉄道を敷いたなぁと感心する。この鉄道が開通するきっかけとなったのはダム建設の工事(発電所)のためだそうだ。その後、この鉄道の景観が素晴らしいため一般客を乗せてはどうかとの要望が出たらしい。しかし危険もはらむため、客に対して「命の保障はしません」との誓約書を書かせたとのことのようだ。
本当はここ欅平から徒歩50分の祖母谷温泉に行きたかったのであるが道を整備中とのことで通行止となっていた。ひじょ~に残念!。なので徒歩20分の猿飛峡へと向かう。比較的整備された遊歩道である。途中、トンネル3箇所あり、そのうち二箇所については中が暗く前が見えないためトンネル入口に懐中電灯が置いてある。かなりの急流である黒部川沿いに歩く道はなかなか迫力がある。周りには新緑の木々、上をみるとまだ残雪の残るが山々がそびえ立っている。猿飛峡の手前で「黒部峡谷ナチュラリスト」と呼ばれるボランティアの方に同行者が話しかけられた。ここに生息する木々や草花を説明して下さるらしい。結局、猿飛峡に到着するまでこの方とお話しながら歩くこととなった。年配の方であったが本当に自然を愛している方であると感じた。また非常に丁寧な説明をされたおかげでこの散策が何倍にも濃いものとなった。本当にありがたい。
この猿飛峡。黒部川本流で最も川幅が狭いらしく、昔、猿がここを飛び越えたことからその名が付いたらしい。
今度は欅平駅方面の逆にある奥鐘橋周辺をサクッと散策。そしてPM0時49分発の列車で欅平を後にする。帰りもリラックス車。やっぱりここの景観は凄い。PM1時42分。黒薙駅到着。ここからは徒歩で宿泊先である黒薙温泉旅館に向かう。
| 固定リンク
「旅行(国内)」カテゴリの記事
- 奄美大島の旅(2014.12.23)
- 11年九州の旅(2011.06.15)
- 岩室温泉 小松屋(2010.07.23)
- 2010年愛媛・高知の旅(2010.07.20)
- 09年八重山、宮古の旅(2009.09.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント