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姥湯温泉 桝形屋旅館

07年5月1日

今日は男三人衆で山形県にある秘湯二ヶ所を訪れました。

AM0時30分。自宅出発。一番の年寄り?に迎えに来ていただく。途中、一番の若頭?を拾い三人衆がそろったところで山形へ向けて出発。高速代をケチるために東北道の久喜ICから乗る。しかしETCの100km割引を使うため矢板ICで下りる。ここからは延々と国道4号線を北上。須賀川付近で夜が明けてくる。AM5時30分。福島市内に入る。

まだ時間も早いため、福島の名水?「龍神地蔵水」を汲みに行く。AM5時55分着。さすがにこんな時間なのでだれもいない。賽銭箱に300円を入れ持参したペットボトルに汲ませていただいた。備え付けのコップで少し飲んでみたがやや重い水のような気がした。以前訪れた群馬県にある釈迦の霊泉のそれに少し似ている気がした。ってことは身体に効きそうかなぁ?。持ち帰ってきた水があるのでこれからじっくり堪能する予定である。楽しみ~。001_1 002 003_1

さあ、姥湯温泉に向けて出発!しかし「奥羽本線峠駅」付近を走っている時、急に一番の年寄り?が「峠駅ってどんなところ?」って発言したため急遽、この珍しい駅へ行ってしまった。自分が「スイッチバックのある駅です」と答えてしまったのがいけなかったのかなぁ?(笑)。いやいや、行ってよかったです!実際、現地に着くと民家があり、その民家の下に駅がある。シェルターのような建物で非常に古そう。下へ下り中に入ってみる。するとスイッチバックの跡らしき建物があり、レトロというか旧国鉄時代とでも表現しようか非常に難しいが独特の雰囲気があるのがわかる。その奥には上り下り用のトンネル口が二つと現在使用されている駅。映画やドラマのロケで使われそうな雰囲気だ。正直、文化財ものである(笑)。自分も鉄道マニアであるため一度、この峠駅には行ってみたかったのは事実。いやぁ~まさか今日、実現するなんて…。ちょうど米沢発7:03のつばさ号東京行きが通過する時間であったためこの通過を見届けてここを後にした。006_1 014_2 008_2 010_1 011_1 012 015

ここからは一気に姥湯へ。現地に近づくにつれて道は険しくなる。すれ違いも出来ない程の道幅にもなり、急勾配。おまけにガードレールが設置されていない場所が多数あり、正直怖い。また名物のスイッチバック箇所を楽しみにしていたが全くそんなことをする必要がなく進むことが出来た。運転があまり好きでない方にはこの道は非常にタフであり、運転しない方がいい気がする。谷底へ~なんてことにもなりかねない。AM8時。姥湯温泉到着。駐車場からやや手前(舗装道路からダート道になる境目あたり)から見る姥湯全景がとにかく素晴らしい。絶景である。中国の水墨画のような景色である。泉質の酸性によってなのか岩肌がはげていて不気味な印象さえ受ける。温泉に入るためだけでなく、この景色を見に来るだけでも価値がある。033 026_2 025_3 021_1 024_1 027_2 028 029 030_2 031_1

まだ入浴時間まで1時間半もある。そのため桝形屋の前に行って様子をうかがったり景色を楽しんだり、時には車の中で休んでみたり。そしてAM9:30。入浴受付開始。ちなみにこの桝形屋までは駐車場から5分くらい徒歩で行かなければならない。急な坂道もあり老人には少し辛いだろうがゆっくり歩けば問題ないと思う。受付で500円払うと写真撮影をしたくて一目散に名物の混浴露天風呂へ。脱衣所は男女別になっているが比較的簡素な造り。そして写真撮影。宿泊の方が一名、入っていたが一番の年寄り?がその方に「写真撮ってもいいですか?」と声をかけてくれたおかげで数枚であるが、カメラに納めることができた。

早速湯船に浸かる。いやぁ~とにかく景色が素晴らしい!荒々しいV字の峡谷が目の前に見える。お湯の温度は外気が涼しいせいかちょうどよい。お湯の特徴は白濁、硫黄臭。思ったより硫黄臭はきつくない。白濁もそれほど濃くなく、以前訪れた岩手県松川温泉松楓荘のと同じくらい。そしてお湯を舐めてみると飲んだ瞬間、口の中に酸味が広がるがそれほどきつくはない。しかしこの温泉。本当に気持ちいい。絶景+標高1,250mの空気+川の音。お湯自体はそれほど際立ってはいないが環境が素晴らしい!。しばらく至福の時間を過ごしていたが時間を追うごとに次々と他の入浴客が入ってくる。俗に言われているイモ洗い状態。結局、30分ほど浸かり出てきてしまった。少し心残りではあったがいい印象を持ったまま上がるほうがよい。車へと戻る間も続々と入浴客とすれ違った。なのであの時間で上がって正解だったかもしれない。034_2 039_2 042_1 040_1 041_1 043_1 044 045_1 046_1 047_2

この姥湯温泉桝形屋旅館。環境は最高であると思うが、人気があるがゆえに日帰りは激混みになる可能性大。平日に行くか、それとも宿泊するかのどちらかが良いと思う。ちなみに日帰り入浴は露天風呂のみで内湯は宿泊者専用らしいです。

さて次は…っと。飯豊町にある秘湯、湯ノ沢間欠泉湯の華へと向かいました。

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