榛名神社
07年6月9日
今週は両親を連れての一泊二日の温泉旅行です。以前、訪問した霧積温泉金湯館への再訪となりました。森村誠一の「人間の証明」の舞台となったこの場所に父親が非常に興味を示したためです。思い立ったが吉日!早速行ってしまいました。
AM8時30分。自宅出発。雲行きは怪しいが降雨はない。所沢ICから関越道に入るものの全く渋滞はなく、高坂SAで途中休憩を挟みAM10時30分に渋川伊香保ICを下りる。ここからは県道を通り伊香保温泉街を過ぎる。う~ん、入浴したい~。しかしそのまま進む。榛名湖周辺に近づくにつれて霧+雨。あまりに霧が深くて前方の視界が50m以下の時もあった。そのせいで榛名富士も全く見えず(泣)。榛名湖畔をしばらく進んだところを左折。榛名神社方面へ。しばらく上り坂であったがやがてかなりの急坂へと変わる。ほとんどノーアクセル状態。AM11時10分。榛名神社到着。一番鳥居に近いおみやげ屋の駐車場に車を置く。この榛名神社。非常に来やすい場所であるにもかかわらず、今まで一度も来たことがなかった。観光地として大々的に宣伝されていないのと神社の規模がそれ程大きくないという固定観念があったためだろうか。それとも単純に縁がなかったためであろうか。
鳥居をくぐり中へ。随神橋という赤い橋があり、それを渡ると白っぽい随神門という門がある。これをくぐるとまた赤い橋(神橋)がありこれを渡ると…。凛とした空気に一気に包まれる。まわりは杉の木などの新緑の木々。そして右手下を流れる清流。神域?と呼ばれいる世界に入ったような感覚である。そのまま奥へ続く参道を登っていく。川の音としとしと降っている雨の雫が心地良い。この凛とした空気を楽しみながら歩くこと10分。御水屋に到着。ここで手と口を洗浄?する。ここからは急な階段を登る。すると奇怪な岩が現れる。ますます神域?に来た感覚。
双龍門という門の前に立ったあたりからスゴイ場に包まれる。身体全体に冷たい空気が入ってきた感覚になり、それと同時に心身が浄化されていくような…。非常に気持ちがいい。そしていよいよ本殿に。大きさはそれ程ではないが拝殿上部に龍の彫刻が彫られており、これがまた素晴らしい。それよりもびっくりしたのは本殿裏にある細長い岩!これは御姿岩といわれるものであり、最上部が頭でっかちな岩である。見方によっては人間の姿とも見える。最上部が非常に不安定に見えるためポキっと折れてしまいそうである。いったいどうやってこんなスゴイ岩が出来たのであろうか。おそらく専門家は風雨で岩が侵食して…なんて決まりきったことを言うだろうが、そんなに単純だとは思えない。何かの意志が働かないと出来ない気がする。ここで参拝したのはもちろんであるがあまりにスゴイ光景と場の良さに、傘も差さずにまったりとしてしまった。いや~ぁ、なんて場所なんだろう。ビックリである。
この後は駐車場に戻りAM11時20分。富岡方面に向けて出発。
この榛名神社。スゴイ場所だと思います。宮崎高千穂の天安河原や熊野那智神社に訪れた時の感覚に似ている。凛とした空気を持っているのはもちろんのこと、自分(個)を忘れさせてくれる(忘れてしまう)。少しオーバーだとは思いますが別の次元に来たような?そんな感覚です。自宅から比較的の近い場所にこんなスゴイ所があったなんて…。近くに来た際にはぜひぜひ訪れたいと思います。
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