塩原元湯温泉 大出館
07年7月16日
AM9時40分。大出館到着。さすがに人気のある温泉。下の駐車場には置けず上の駐車場に車を置く。日帰り入浴はAM10時からとの情報があり、少し早かったが取り合えず行ってみた。玄関でご主人らしき方に「日帰り入浴はもうやってますか?」と聞くと、以外や以外。「はい。どうぞどうぞ」との返事。入浴料600円を払い中へと入る。受付は3Fであるためエレベーターで1Fまで下がり右手奥がお風呂。ちなみにここの受付の方も愛想がよく親切でした。
「五色の湯」と書いてある暖簾をくぐると正面に「墨の湯」。左手に「家族風呂」と「御所風呂」がある。まずはここの名物である墨の湯へ。
脱衣所へ入ると…。だれもいない!ラッキー!ここは何時も絶対にだれかが入っていると思っていたがだれもいない。早速、デジカメでバシャバシャ撮る。すると一分もしないうちにやっぱり他のお客さんが入ってきた。しかしこの方、非常に気さくな方で温泉談義をさせていただいた。奥山田温泉満山荘に宿泊しようかと思っていたが満室のためこちらにきたそうだ。ここには二つ湯船があり入って右手が墨の湯。左手が硫化水素系の白濁湯で鹿の湯と呼ばれているらしい。まずは墨の湯へ身体を沈める。う~ん。ここも気持ちいいよ~。温度は40度くらいだろうか。自分にはちょうどいい温度。お湯に入った感覚はまったりトロトロ。お湯をみてみると黒い粉?のようなものが浮いている。きっと湯の花なのだろう。飲泉をしてみるが硫黄+鉄味。しかし匂いがあまりきつくないため飲みやすい。源泉口からお湯を手ですくってみるとなんと墨汁のような真っ黒。他の温泉によくあるコーラ色とは全く違う。とにかく真っ黒なのである。しかし湯船に溜まっているお湯をみると若干白濁が混じって黒に近いグレーに変色している。きっと硫黄泉が空気に触れると透明から白濁に変色するのと同じなのだろう。しかし素晴らしいお湯である。約20分、ゆっくりと堪能させていただく。となりの鹿の湯にも入ろうと思って足を入れるが熱くて熱くて全く歯が立たなかった。なので諦めた。
続いては御所の湯へと向かう。ここは内湯になっており手前が平家かくれの湯、奥が御所の湯となっている。色は白濁。早速湯船に浸かる。ここも気持ちがいい。しかし温度が高め。各1分ほど浸かり上がる。
そしてここの奥の階段を下ったところに露天風呂の岩の湯がある。早速、浸かる。さっきの御所の湯よりは温度が低く入りやすい。ここも気持ちがいい。少し長く浸かろうと思っていると顔の回りに虻がブンブン。刺される前にさっさと上がる。
やっぱり締めは墨の湯!脱衣所に入るとさっきとは違い先客さんが3人ほど。源泉口から一番遠い場所に入る。しかしまったりトロトロ湯に大満足。眠ってしまいそうである。さっき入っていた時には気づかなかったがお湯の匂いをよく嗅いでみると硫黄+鉄臭の他にアルコール臭がある。最初は隣に入ってらっしゃる方から臭うのかと思った(笑)。そうしてしばらくこの極上湯を堪能していた。といきなり地面が小刻みに揺れてきた。そのうちに大きな揺れに変わる。天井からは雫が雨漏りの如く落ちてくる。地震だ~。思わず立ち上がって窓の外を見る。しかし揺れも30秒程度でおさまり一安心。しかし何故だか気分的にゆっくり入っている心境なれず、この後すぐに上がる。ちなみに自分が上がる時に続々と他のお客さんが入ってきて計10名が墨の湯の湯船に入っていた。上がるタイミングがよかったなあ。
AM10時30分。大出館を後にする。とにかくさっき訪れた元泉館も大出館もとにかく素晴らしい。従業員の方々も非常に愛想がよく、親切丁寧である。「いい人=いい温泉」の方程式はまたまた当てはまった。近いうちにまた訪れたいし宿泊もしてみたい。
あっ、この後身体が硫黄臭くなって大満足でした(笑)。
大出館のHPは→http://www.naf.co.jp/ooidekan/
実はこの日、いつもの同行者の体調が良くなく、温泉には入れなかったため足湯だけでもと思い、塩原温泉郷の中心街にある「湯っ歩の里」へ行った(自分は入らず車で待機)。しか~し!入って早々同行者から電話が鳴る。「塩バリ~!」との一言。正確に訳すと塩素バリバリ(笑)。自分は「すぐに上がりなさい!」の指示。まあ、本当に塩素が入っているかどうかはわかりませんが…。
仕方がないのでここから先週行ったばっかりではあるが那須湯本温泉の鹿の足湯(鹿の湯ではありませんが鹿の湯の源泉を使用しています)へと向かう。現地に到着するが人の多いこと。車を置くことさえ出来ない。仕方がないので?ちゃっかり自分だけ鹿の湯に入ってきました。やっぱり自分だけいい思いをしようとするとロクなことはありません(笑)。激混みです!イモ洗い状態とはまさにこのことを言うのでしょうか。4人入るのがが精一杯の湯船が6つありますが、なんと浴場には40人以上の人!湯船に入るのも一苦労。15分で出てきてしまいました(爆)。この後は同行者とともにしっかりと鹿の足湯で足を温めて帰宅しました。
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