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沖縄離島めぐり(西表島)

07年9月7日

朝はAM7時起床。空を見ると晴れているような雲っているような微妙な天気。早速一階のカフェ、ハーバーサイドにて朝食。バイキング形式のいたって普通な食事。AM7時30分、チェックアウト。徒歩2分の石垣港離島ターミナルへ。そしてAM8時30分発の八重山観光の西表上原行の高速船に乗る。乗客はかなり多い。ほぼ満席状態。我々はまたまた後方の甲板の席に座る。

出航後、左手に竹富島を見ながら東シナ海を西へ進む。竹富島を過ぎたあたりから波が急に高くなってくる。小浜島あたりに差し掛かったあたりは凄かった。縦の揺れはもちろんのこと、横揺れまで追加?されてきた。昨日の波照間島への航路よりはるかに凄い揺れ。高速船自体がジャンプしているようだった。とてもじゃないが写真を撮る余裕など無い。トイレの前には何人かの方が蒼白な顔をしながら座り込み、みなさん順番待ちをしているようだ。確かに乗り物に弱い方にはこの揺れは地獄だろう。そうこうしているうちに西表島の真横を進んでおり、やがて海の色がエメラルドブルーに変わってきた。ここからは浅瀬であり、波もおとなしくなる。AM9時20分。西表島上原港到着。

小さな桟橋を行くと現地ツアー会社であるモンスーンのプラカードを持ったお兄さんが立っていた。実は旅行出発前に「カヤック+トレッキングで行くピナイサーラの滝」ツアーに申し込んでいたのであった。

早速、ワゴン車に乗せられ森の中へと向かう。ちなみに貸しトレッキングシューズ代、水筒(お茶)、パイナップル(笑)を含め1人/5,500円。正直、良心的な価格であると思う。この日、このツアー参加者は我々二人と女性2名の計4名。ガイドさんはモンスーンの元ノンプロ野球選手のTさん。野茂英雄がかつて所属していた「○○○堺」にキャッチャーとしていらしたそうだ。関西弁を巧みに操る若いお兄さん。この方は非常に純粋でかつ親切な方でした。

早速、森の中の駐車場でパドルとライフジャケットを渡され、森の奥へと進む。しばらく進んだところの空き地?でカヤックの漕ぐ練習。意外と簡単そうだった(Tさんの教え方が上手いのかもしれないが)。さらに奥に進むと川が見えてきた。ここはヒナイ川。ここからカヤックでマングローブの生い茂るこの川を進む。カヤックには一人用と二人用があり、自分は一人用。一人で漕ぐのに不安いっぱいであった同行者は何とTさんと二人用に乗った。そのせいで同行者はほとんど漕いでおらず、ほとんどTさん任せ(笑)。062 064 065 066

Tさんの先導により出発。川の流れはほとんどなくパドルで漕いだ分だけ進む。最初は左右の力の加減が均等でないせいか右へ行ったり左へ行ったりだったが、しばらく漕いでいるとコツが掴めてきて難なく進むことができた。水深が浅いため座礁しないように水の中を見ながら進む。コツが掴めると動き、心に余裕が出てきた。こうなると気分は最高!しーんと静まりかえった森の中で聞く、パドルで水を切る音と風の音が妙に心地よい。途中、右へ折れて100mくらい進んだところの前方にヒナイサーラの滝が顔を出す。断崖絶壁から落ちる滝はみごとである。069 070 071 072

そこから200mくらい進んだところでカヌーを降りる。簡易的な船着場のようなところにひもでカヌーを繋ぎ、ここからはトレッキングとなる。最初から急な上り勾配が続く。思ったより息切れしてくる。するとサキシマスオウの木が道を遮る。しかしこの木は凄い根っこだ。気持ち悪いようにニョロニョロと根を伸ばしている。触ると板のように硬い(木なんだから当たり前か?)。厳しい自然の中、根をしっかり張らないと倒れてしまうそうだ。その後もどんどん上へ進む。かなり歩き辛い。滑りやすい場所が多々あり、なめてかかると大怪我するはず。そんな道を歩き始めてから約30分。豪快な滝の音が聞こえてくる。そこがピナイサーラの滝。073

55mの高さから落ちるこの滝は豪快かつ繊細といった印象だ。かなりの水量があると思うがあまりの高さで滝つぼに落ちるころにはかなりの水が霧状になっている。早速、海パン一丁になり滝つぼに入る。やっぱり冷たいが温泉に入るかの如く、意を決して?肩まで浸かる。すると難なく身体が慣れてきた。不思議なことにこの水に浸かるのが妙に気持ちいい。いい温泉に入っているのと同じ感覚になる。泳がないでずっと肩まで浸かっていたい心境だった。しかしあまり時間もないようで泳ぎながら滝つぼ奥まで行く。水深は深いところで2mくらいらしい。久しぶりに平泳ぎをやったせいか足が攣りそうになった(爆)。約10分くらい。ここの水と戯れる。本当に気持ちのいい水である。当然この場所はマイナスイオンバリバリだった。鼻奥がスッとしていた。ここを離れる前にTさんがリュックからパイナップルを出してきた。早速、皆でいただく。粋な計らいだなあ。154

帰りは来た道を戻る。今度は下りのため息は切れないが足にくる。しかも勢いが付くため滑りやすい。さっきの船着場から、またカヌーに乗る。Tさんの計らい?で帰りは自分と同行者で二人用のカヌーに乗ることになった。余計なお世話だなあ(笑)。しかし思ったより息が合ったような。難なく漕ぐ事が出来た。そして無事に先ほどカヌーを乗った場所に到着。082

ここから数分歩くと、このツアーも終了。あっという間だった。上原港までTさんに送ってもらい、さようならをする。ここで宣伝です。Tさんは本当にいい人です。なのでもし西表島に行くことがあったらモンスーンを利用して下さい。HPはhttp://www.iriomote-monsoon.com/index.html

そしてPM1時30分発の高速船で石垣島へと向かった。帰りの航路は行きと同様、大荒れだった。しかしここまでくるといい加減慣れてきて、船がジャンプしているにもかかわらずウトウトしてしまった。慣れってすごいよなあ。133 135

PM2時40分。石垣港到着。

続く…

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受信: 2007年9月19日 (水) 14時22分

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