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草津温泉 泉水館

ホームページを作成しました。まだ未完成ですが少しずつ仕上げていきたいと思います。ぜひご覧下さい。ホームページ「温泉を通じて」

08年3月22日

最近、腰の調子がよくなくてプチ湯治でもして来ようかと思いました。お金もないことなので今回も鈍行での旅となりました。

AM5:39大宮発の高崎線に乗る。下り始発のせいか意外と混んでいた。高崎から吾妻線に乗り、AM8:49長野原草津口駅到着。ここからはJRバスにて一路草津温泉へ。AM9:26草津温泉バスターミナル着。072

ここからはとりあえず湯畑へと向かう。草津を訪れるのは何年ぶりだろうか。おそらく7~8年ぶりだろう。湯畑は相変わらず賑わっている。昨晩から一泊して帰りついでに散策しているのであろう人々や日帰り観光バスで訪れているであろう人々。しかしこの湯畑は何度見てもすごいの一言。考えられない量の温泉が滝の如く流れているのである。しかも全て自然湧出。温泉番付において、この草津温泉が東の大関なのもうなずける。061 002 006 003 004

この湯畑から西へ数百メートル。賑わっている温泉街を歩くと右手に泉水館が現れる。他の温泉旅館とは違い、こじんまりとした料亭のような雰囲気を持つ入口である。それもそのはず。ここは温泉旅館としてだけでなく、食事処としても経営しているからである。時計をみるとAM9:45。ここの日帰り入浴はAM10時からとの情報であり少々早かったのであるが、玄関を入りご主人に聞いてみると「どうぞ~」との返事。お言葉に甘えて入らせていただくことにする(入浴料1人/700円)。007 008 038

ここの浴室は全部で三つ。男女別の内湯と貸切風呂。しかし貸切風呂については宿泊者専用。またここのお湯は「君子の湯」と呼ばれ、草津十二湯のひとつとなっている由緒あるお湯である。早速、男性用内湯へと向かう。自然湧出のためか半地下のようなところに湯船はある。脱衣所は全て木造。いい雰囲気である。自分以外に入浴者はいない模様。ってことは独占確実!。ワクワクしてきた。そして待ちに待った湯船へ。009 035 036 037

湯船は木製の仕切りで左右二つに分かれている。湯船は強酸性に耐えうるためだろうか、レンガのような?石のようなもので造られている。浴室全体は木造でいかにも湯治場といった雰囲気でよい。まずは向かって右側の湯船に身体を沈める。うわ~。なんてやわらかいお湯なんだろう。素晴らし過ぎる~。草津の湯と言えば刺激の強い、いかにも湯治!といったイメージが強いが、ここのお湯は違う。非常にやわらかくてしかも肌に纏わり付くような感覚。ツルスベ感がある。強酸性なのに不思議だ。温度は42℃くらいだろうか。草津の湯にしては低め。お湯の投入口は二つあり、その両方からは並々とお湯が注がれている。オーバーフローもかなりのもの。鮮度もバツグン。お湯をなめるとタマゴ臭→酸っぱいという流れで感じる。匂いは上品な硫黄臭が一番感じる。お湯の色は若干の白濁。湯の花が沢山舞っている。浴槽の中にはちょうど半身浴が出来るように木で造られたベンチ?があり、ここに腰を掛けて湯浴みを楽しむ。

続いて向かって左の湯船へ。向かって右の湯船との違いと言えば温度。41℃くらいだろう。お湯の投入口がひとつのため、その分、温度が低いのだろう。また白濁はむしろこちらの方がある。しかし湯の花はほとんどない。このお湯もいいお湯であることに間違いないが、右の湯船のお湯があまりにも素晴らしく、結局ほとんどの時間を右の湯船で過ごした。010 012 033 018 024 017 030 031 028 032 013 027

時計を見るともうAM10:40。もう一軒、立ち寄る予定があったため、お名残惜しいが上がることにする。

この泉水館の「君子の湯」。今まで数多く入ったお湯の中でも上位にくるくらい気に入ったお湯である。自分の大好きな硫黄臭があり、強酸性でありながらあのツルスベ感がたまらない。温度もちょうどよく、しかも鮮度バツグン。今度は宿泊でゆっくり訪れたい宿である。

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栃尾又温泉 自在館

08年3月8日~9日

今回はJR東日本のパック旅行、地温泉を利用して新潟県栃尾又温泉自在館へ行ってきました。

今回は珍しく新幹線での旅のため出発はゆっくり。MAXとき317号大宮発10:38→浦佐着11:43。浦佐駅を下りると改札では自在館の方(運転手さん)が札を持って迎えに来ていた。早速、自在館のマイクロバスに乗り込み出発。周りは雪山に囲まれており中越に来たな~って実感した。PM0:30頃、栃尾又温泉自在館到着。ここまでの道のりは至って順調。さすがは雪国。除雪への対応がしっかりしているのか、道には積雪が全く無く、快適なドライブ?になった。002 003 119 126 073

受付での対応もよく、到着してロビーで記帳をしているとどくだみ茶を出してくれた。今回の部屋は202号室。トイレ付き。窓から見える景色はなかなかいい。ちょうど目の前には栃尾又薬師堂と子持杉がある。004 また自在館は浴衣でなく作務衣を用意している。自分としてはスウェットをはいた感覚になるため非常に楽で有難い。020

ここのお風呂は全部で5つ。うち2つはここ栃尾又温泉にある三軒の宿が共同管理している霊泉うえの湯としたの湯がある。

<霊泉したの湯>ここ栃尾又温泉の名物。AM5時~PM3時までは女性専用。PM3時半~PM11時までは男性専用。自在館からは長い廊下+階段を下りて行く。脱衣所からして木造で風情がある。061 062 064 065

浴槽は二つ。ひとつは湧き出る源泉の真上にある源泉掛け流しの浴槽。もうひとつは加熱循環の上がり湯。まずは源泉掛け流しの湯船に身体を沈める。う~ん。なんて優しい湯なんだろう。温度は35℃くらいだろうか。お湯は無色透明。無味無臭。若干であるが石膏の香りがした。泡付き良好!あっという間に身体の毛が樹氷状態になる。しかしこのお湯は非常に変わっている。お湯に浸かっていると肌がベトベトしてくる感覚になる。纏わり付くというか。右手で左腕を掴んでみると右手が左腕に吸い付いてしまうかのような感覚。しかし、お風呂から上がって肌を触るとスベスベ。こんなお湯、初めてである。温湯で非常に気持ちがよく、結局、このお湯には計4時間も浸かってしまった。特に夜に入るしたの湯は最高。ライティングがいい塩梅で幻想的な雰囲気を醸し出す。また上がり湯には全く興味がないので一度も入らなかった。カランは一つだけ備え付けてあった。052(ちなみに画像は同行者とのコラボです。他のお客さんが多くて撮影のタイミングがほとんどなかった) 053  050 049 068 069

<霊泉うえの湯>ここは栃尾又温泉センターのお風呂である(冬季閉鎖)。AM5時~PM3時までは男性専用。PM3時半~PM11時までは女性専用。源泉はしたの湯同様。ここのも加熱循環風呂と源泉掛け流し風呂がある。青いタイル張りの浴槽。都市部にある温泉センターのような造りで風情はないが景色はいい。雪で真っ白にそまった山々の斜面を観ることができる。しかししたの湯と同じ源泉なのに纏わり付く感覚はない。泡つきは良好であるが。引き湯の距離があるせいだろうか。シャワー、カラン、シャンプー付き。034 044 118 039 041 035

<うけづの湯>ここの唯一の露天風呂。ここは予約制で貸切。造りは風情があってとてもよい。がこのお湯は循環加熱(吸い込み口が二箇所あった)。なので足湯だけしてたったと上がってしまった。しかしながら塩素臭は感じなかった。温度は42℃くらいだろうか。シャワー、カランはない。源泉は栃尾又2号泉で源泉温度は25.3℃。080 074 075 076 077

<うさぎの湯>ここは加熱源泉掛け流し。PM10時から翌朝AM8時までは女性専用風呂となるが、それ以外は貸切。温度は42℃くらい。泡付きは感じられず。回りを石で敷き詰めて造られている。6人くらいは入れそうな大きさ。シャワー、カラン、シャンプー付き。源泉は栃尾又2号泉。097 096 094

<たぬきの湯>ここも加熱源泉掛け流し。PM10時から翌朝AM8時までは男性専用風呂となるが、それ以外は貸切。温度は42℃~43℃くらい。若干熱め。ここも泡付きは感じられず。またうさぎの湯同様、回りを石で敷き詰めて造られている。大きさは10人くらいは入れそう。シャワー、カラン、シャンプー付き。源泉は栃尾又2号泉。110 115 111

<食事>ロビーから別棟に行ったところにある野草庵というところで食べる。しかしここは全て個室になっており落ち着ける。夕飯も朝飯も非常に美味しかった。特に夕飯で出された岩魚の塩焼きは頭から食べられるように炭火でじっくりと焼かれており、美味しかった。081 084 083 086 023

<フリードリンク>ロビーには日替わりのコーヒー、ラジウム泉の冷水、どくだみ茶が置いてあり、いつでも自由に飲める。非常に嬉しいサービスである。026

帰るまでの間、結局PM0時過ぎまでうえの湯に入っていた。地温泉の特権でまったりさせてもらったのであった。PM0:50自在館出発。この日は天気がよく、白銀の山々と真っ青な空がマッチして非常にすがすがしい気持ちになった。浦佐PM2:44発のとき328号に乗り、PM3:54大宮着。

この栃尾又温泉自在館。非常に気に入った宿である。実は宿泊の前日に宿の方から電話があり「お気をつけておいで下さい」とのお言葉。細やかな気配りである。また宿の造りは女性受けするようでありつつも、昔ながらの山奥の湯治宿の雰囲気を残している。料理も美味しいし、したの湯もピカ一。また、ひょっとしたらこの雪に埋もれた季節に来るのが一番いいのかもしれない。だっていかにも中越!って雰囲気があるから。今度は親父を連れてきたい~。099 120 122 123030  125

栃尾又温泉自在館のHPはhttp://www.jizaikan.jp/

この度、ホームページを作成しました。まだ未完成ですが少しずつ仕上げていきたいと思います。ぜひご覧下さい。ホームページ「温泉を通じて」

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塩原福渡温泉 和泉屋旅館

08年1月6日

この日は当初、奥塩原新湯温泉のむじなの湯に入る予定だった。現地まで行き、入浴を試みたが…。とんでもないやつらに巻き込まれ湯浴みどころではなかった。脱衣をし浴室の扉を開けると、非常になまりの強い(宇都宮の方と思われる)おっちゃん連中が5人くらい入っていた。するとこいつらは自分達の貸切のごとく、でっかい声で隣の女湯に入っている連れのばばあどもと仕切り越しに話をしている。しかも日本語だか何語なのかわからない言葉で(笑)。それだけではない。自分が「失礼します」と一声かけて湯船に入ろうとしても「自分達のテリトリーだそ」っと言わんばかりに全くどかないし、自分を睨みつけている。譲る気持ちのかけらもない。おまけに湯船の中でひげを剃るくそじじいもいるし。なんだよ、こいつら。わずか10分で出て来た(むかついたので強引に湯には浸かった)。同行者に聞くと、女湯も同様で後から入ってきた方々が、皆さん5分もしないうちに出て行ってしまったらしい。あんたらじじい、ばばあだけの湯ではないでしょ?最低限のモラルを持ち、譲り合いましょうよ!!

なので全くの不完全燃焼。それとむじなの湯のパワーが凄くてたった10分しか入っていないのに身体がだるい。しばらく車の中で仮眠する。

続いては山を下り、今回初めて訪問する福渡温泉へと向かう。といっても今までは素通りしていただけなのであるが。ここで有名なお湯は共同露天風呂(不動の湯、岩の湯)ではあるが、同行者もいることなので和泉屋旅館にする。日帰り入浴開始の13時より少し前に到着したが、ここの女将さんらしき方が心よくOKしてくれた。ここの宿の歴史は古く、竹久夢二や山岡荘八など画人文人が多く宿泊していたらしい。

ここには本館にある大浴場が男女各1。道を隔てたところにある文学亭(本館とは地下通路で繋がっている)には混浴の大浴場と露天風呂、そして貸切風呂がある。024 023 022 021 020

まずは本館の大浴場へ。ここは写真撮影のみで終わる。008 009

続いては文学亭にある混浴大浴場へ。浴槽はコンクリートのようなもので出来ている。浴槽の底には何だかわからないが絵が描かれている。浴槽は非常に大きく30名くらいは入れそう。お湯は無色透明。非常に澄んだお湯である。温度は43℃くらいだろうか。加水をしているらしいがお湯が薄い感じはしない。お湯を舐めるとほとんど味はしない。匂いは甘い石の香り(石膏泉の香り)がプ~ンとする。さっぱりとする非常にスキっとしたお湯。これと言った特徴はないものの万人受けするお湯のような気がする。005 010 017 003

続いて露天風呂へ。石で造られた浴槽はあまり大きくはない。またいかにも造られたといった感があり風情は感じない。風呂の奥には箒川が流れており、ここの露天風呂までそのせせらぎが聞こえる。お湯は混浴大浴場と同質と思われる。温度は若干低く42℃くらいだろうか。外気が低いせいで頭が寒く身体が温かい。理想的な湯浴み。012 014 013

結局1時間、ここ和泉屋旅館のお風呂を堪能。上がった後はしばらく汗が止まらなかった。

ここ和泉屋旅館。あまり綺麗ではなく宿泊したいという気持ちにはならなかった。ただお湯はなかなかのものであり、機会があればまた訪問してみたい。

和泉屋旅館のHPはhttp://www.e-izumiya.jp/index.html

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高湯温泉 旅館玉子湯

07年12月30日~31日

10:40分過ぎに米沢駅に着いたが、乗車予定の列車出発時間まで時間もあるため、ここで米沢牛を堪能することにする。吾妻屋旅館でも食べたが、せっかくなので極上に近いものを食べてみたい。駅前にある洋食屋「東洋館」に入る。同行者はビーフシチュー、自分は米沢牛サーロインステーキを注文。値段も立派であるが味も立派。肉の脂が上質で胃にもたれない。品のある味とはこういうものかと思わせてくれた。非常に満足。またビーフシチューのデミグラスソースも超濃厚。ごはんに掛ければ何杯でも食べれそうなソースだった。Image148 Image147 Image146

13:10米沢発→福島13:57着。玉子湯の送迎バス出発時間は15:15。まだまだ時間があるため福島駅のコーヒーショップで休憩。毎日コーヒーを飲んでいる我々としては久々のコーヒー(昨日飲んでいないだけなのに)がやけに美味く感じる。

結局15:20に福島駅西口より出発。5分遅れである。ある家族客が遅れてきたためである。たった5分という方もいらっしゃると思うが、遅れる旨を玉子湯に連絡もしていない様子で、しかも遅れてバスに乗り込むも悪びれた様子もさらさらない。遅れたら遅れたで乗り合わせた他の客に「謝れ!!」。それがマナーでしょ?

15:50高湯温泉旅館玉子湯到着。さすがは奥州三高湯の創業140余年の老舗旅館。建物は思ったより大きく、出迎えもあり我々が泊まる宿としては少々不釣合いのような(笑)。今回は一番安いプランで本館の203号室。若いお兄ちゃんが荷物を部屋まで運んでくれた。このお兄ちゃん。まだ新人っぽいが誠実そうな感じのする好青年で、一生懸命さが感じられ応援したくなった。結局、夕飯、朝飯の配膳も彼がやってくれた。これからも頑張れ!

この玉子湯には内湯が二つ。それから大きな庭園内に露天風呂3つと足湯、そして茅葺小屋の玉子湯があります(庭園にある外湯は足湯以外全て22:00~6:00までは閉鎖)。またこの庭園には温泉神社や自然湧出源泉もあります。なお、ここも温泉が多いため箇条書きで書きたいと思います。090 091 093 094 Image154

<玉子湯>この宿の名前の由来となった湯。ここのお湯に浸かると玉子のように肌がツルツルになる、またお湯の匂いがゆで玉子に似ているとのことからこの名が付いたそうだ。創業当時のまま残されている湯小屋で非常に風情がある。文化財クラスのものかもしれない。男女別になっている扉を開けるとそこはすぐに浴槽。奥に脱衣棚。おそらく最近改修されたであろう浴槽には透明の湯が注がれている。しかし浴槽内部の湯の色は白濁でかなり濃い。温度は42℃~44℃くらいを行ったり来たりしているようだ(何度かここに入ったが夜遅くが一番熱かった)。お湯を舐めてみると酸っぱさ+タマゴ臭。まったり感は若干あるといった程度であるがいいお湯である。結局、玉子湯の中でもここのお湯が一番気に入った。21時過ぎや朝7時くらいだと比較的空いておりまったり出来る。一人で入る玉子湯もまた風情があって何とも心地よい。(右回→右回縦→右回左上~右下→右回横)058 057 101 105 104 103 099 Image158

<野天岩風呂(天渓の湯)>ここには浴槽が二つあり、奥の浴槽には積み上げられた岩の間から大量のお湯が注がれている。この奥の浴槽からあふれ出たお湯が手前の浴槽に注がれる仕組み。奥の浴槽はやや熱めで43℃~44℃。手前の浴槽は適温で42℃くらいだろうか。脱衣所も浴槽も木造。風情がないことはないが、何となくアトラクションっぽい雰囲気を感じてしまった。泉質は玉子湯と同様と思われる。(旅館玉子湯に到着した時は男湯であったが翌朝には女湯に変わっていた)128 129

<野天岩風呂(天翔の湯)>一番奥に位置する。浴槽はひとつ。基本的には天渓の湯とそっくり。ただ、朝に入った際に貸切状態だったため非常に気持ちよかった。087 085 Image152

<野天岩風呂(瀬音)>女性専用風呂。同行者に聞くと他の野天岩風呂と変わらないとの事。114 116

<大浴場(滝の湯)>男女別に各々ある。旅館内にあり24時間入浴可能。シャワー、カランも沢山あり頭を洗いたい場合にはここで。浴槽は木製で、この大浴場だけでも満足しそう。また庭園にある各々の風呂の湯よりやわらかく、まっらり感を感じることができた。074 075

<内湯(仙気の湯)>湯疲れしそうで今回は敬遠した。

<足湯>だれも利用してなかったような。自分も当然利用してません。だってせっかくだから全身浸かりたいですから。Image153 Image155

<食事>とにかく豪華。大型ホテルで出される料理といったもの。味は良かった。Image149 Image151

AM10:30分。福島駅へ向けて玉子湯を出発。この日は大雪で冬の東北の温泉らしさを感じた。お見送りでは玉子湯の従業員の方々が全員?手を振っていた。見えなくなるまで。これにはびっくりした。福島駅からは鈍行列車を乗り継ぎ、無事に帰宅した。

この旅館玉子湯。お湯は素晴らしいし、特に玉子湯は風情があり気に入った。ただ大型ホテルといった感が強く、またアトラクション的な感が表立ち、自然を味わう場所ではないような。秘湯感は全くない。おそらく家族連れには持って来いの宿かもしれない。

最後にここに来るお客さん。マナーの悪い他の客が多すぎる。まずは掛け湯をしない人の多いこと。それと大声を上げて、まるで自分達の貸切風呂か?と思ってしまうほど周りを全く気にしない方々。決して玉子湯さんが悪いわけではないのだが。これが非常に残念だった。

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新高湯温泉 吾妻屋旅館

07年12月29日~30日

年末はいつもの同行者と行ってきました。お金の余裕もないので青春18きっぷでの旅となりました。

AM8時過ぎ。自宅出発。快速ラビット大宮8:23発→宇都宮9:27着・9:32発→黒磯10:21着・10:33発→郡山11:37着・11:55発→福島12:43着・12:54発→米沢13:40着。

ここからは15:30発の山交バスにて湯元へ向かうが、それまで時間がある。早速、米沢市内をぶらりとする。米沢の中心街は駅から離れているため、あくまでも駅周辺の散策に留める。しかしこの日はあまり寒くない。少し拍子抜けした感がある。

昼飯を食べていなかったため駅近くにある「松月」というそば屋へ入る。そば屋といってもラーメンが主のようだ。自分は普通の中華そば(500円)、同行者は牛肉ラーメン(1,200円)を注文。この牛肉ラーメンは牛骨で煮込んでいるようだ。味はというと美味い。中華そばは醤油ベースで若干、魚介系のダシを効かせたちぢれ麺の素朴な味。チャーシュウも美味しい。さてと値段の張った牛肉ラーメンはというと。値段に負けないくらい美味い。まずは牛肉。米沢牛のリブロースの部分だろうか?三枚ほど入っているが、この肉が美味い。口の中で溶けてしまうくらい柔らかく、脂の味も上品。麺は中華そば同様ちぢれ麺であるがスープも美味い。牛骨のダシがよく効いている。若者が好む濃い味ではなく、これも上品。久々に美味い牛骨のラーメンを食べた。高田馬場のがんこラーメン以来だ。Image142

米沢駅15:30出発。このバスは観光バスの車種で乗り心地がいい。米沢市街地を抜けると吾妻連峰へ向かって山へと入って行く。白布温泉を過ぎ、16:11湯元駅前着。ここは天元台ロープウェイの駅である。シーズンなのもあってスキー客で賑わっていた。ここからは迎えに来てもらっていた吾妻屋旅館の4WDワゴンにて旅館へと向かう。しかし旅館までの道はすごい。舗装はされているが傾斜が半端じゃない。スキーの滑走コースのような傾斜である。普通の乗用車でこの季節のこの道をトライするのには勇気がいる。多分、途中で引き返すはめになるのでは。

16:30新高湯温泉吾妻屋旅館着。よくこんな傾斜のところに旅館を建てたなあっていうのが最初の感想。受付を済ませ306号室に案内される。中も非常に綺麗で好感が持てる。ここの従業員の方も非常に愛想がよく、我々も気分がいい。6畳の広さであるがテレビも完備。トイレ、洗面は共同であるがトイレがウォシュレットであることと非常に清潔に保たれておりGOOD。030 006 029 044 045 046 014 031

ここにはお風呂がいっぱいあるため各々の感想を箇条書きにしたいと思います。

<根っこ風呂(混浴)>岩で造られた露天風呂の上に位置する。寝湯が出来そうな浴槽としゃがんで入るような浴槽が左右にある。どちらも樹齢500年の栗の木の根っこを切り抜いたもの。カップルで入るには最適かな。まずお湯に入った感覚はやわらかい、優しい感覚。お湯は無色透明で白と茶色の湯の花が沢山舞っている。お湯を舐めるとややタマゴ臭がするがほとんど無味。お湯の匂いは若干のタマゴ臭+石の香り(石膏泉特有の香り)。温度は41℃くらいでこの寒さの中の湯浴には最適な温度。何時間でも浸かっていられそうなお湯。目の前には山々が一望。視界を遮るものはなし。おまけに貸切状態になれる風呂。目を瞑ると聞こえるのは風の音と水の流れる音のみ。最高の環境である。ここ吾妻屋旅館で一番気に入ったのがこの根っこ風呂です。013 037 010 042038 039 041

<眺望露天風呂(混浴)>ここは岩で造られた、よくある普通の露天風呂。しかし根っこ風呂同様に眺めはよく、ここも気に入った。根っこ風呂よりも若干温度が高めの気がしたが、それでも体感温度は42℃くらい。泉質は根っこ風呂とほぼ同じような気がしたがタマゴ臭を感じることは出来なかった。032 034 033 035 036

<内湯(男女別)>木製で造られた風情のある浴槽。温度は熱めで44℃くらいはありそうな気がした。なので長くは浸かっていられない。一応、浴槽横には天然水と書かれた蛇口があり、捻ると冷たい水が出てくるが、お湯の投入量が多いため(これは素晴らしい)なかなか温度が下がらない。ここには源泉シャワーなるものがあり、試しに使ってみたが熱い。タマゴ臭がかなりして温度が低ければ最高なのだが…。なので桶に汲んで水で薄めないときつい。ちなみにここのお湯には沢山の茶色の湯の花が舞っていた。白い湯の花は発見出来なかった。源泉が違うのかな?何だか不思議。ここには唯一カランがあるため頭を洗いたい時には、ここを使用するしかない。自分は頭を洗う時と、ここを出発する前に入ったのみ。だって熱いんだもん。017 048 049 050 051

<食事>夕飯(17:30~)と朝飯(8:00~)とも部屋食。ちなみに運んでいただく前には電話がかかってきて「食事をお持ちしてよいですか?」と必ず確認。宿泊客としては準備?する時間をもらえるため嬉しい。本題の料理はというと。こんな山奥なのに豪華。味も非常にGOOD。宿泊料金を考えると非常にリーズナブル。015 047

AM9:40に吾妻屋旅館出発。ここのワゴン車で湯元駅前まで送っていただく。AM10:00発のバスで米沢駅へと戻る。

この吾妻屋旅館。非常にリーズナブルな値段設定。料理は美味しいし、露天風呂もお湯だけでなく眺めも素晴らしい。また、布団を敷くのはセルフサービスとなっているようにお客に干渉するところはする、余計な干渉はしないという姿勢が好きである。個人的にあまりサービスの度が過ぎるのは好きではない。だって自分のペースで楽しみたいから。ぜひ再訪してみたい宿である。

新高湯温泉吾妻屋旅館のHPはhttp://www11.plala.or.jp/shintakayu/

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(内湯 右回縦楕円)

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湯宿温泉 湯本館

08年3月1日

AM7時自宅出発。高速代をケチるために東松山ICより関越道に入る。この日の関越道は渋滞とまではいかないが混んでいる。ところどころ徐行になる箇所もあった。

AM10時。月夜野ICを下りる。空は晴れているが谷川方面にはどんよりとした雲が立ち込めていた。いやな予感…。実はこの日、訳があって久しぶりに釈迦の霊泉に水を買いに来たのであった。しかし釈迦の霊泉の門をくぐったあたりから道路には積雪がすごく、ノーマルタイヤでは全く歯が立たなかった。とにかく急勾配を登れないのであった(泣)。なのでさっさと諦めて温泉めぐりへと変更する。

一旦、国道17号線まで戻り、猿ヶ京方面へ向かう。その猿ヶ京の手前に湯宿温泉がある。空は天気雪。

この湯宿温泉の印象は。温泉情緒というものは感じない。普通の民家と温泉宿が混在しており、温泉街といった感もない。が逆に考えると普段の生活と温泉が当たり前のように混在しているのかもしれない。何だか不思議な感覚を覚えた。

この湯宿温泉で一番有名である湯本館に向かう。ちなみにこの湯宿温泉には共同浴場が4つある。が夕方4時~でないと湯宿温泉の宿の宿泊者以外は入れない。

湯本館は温泉街?の一番奥の突き当たりにある。建物は鉄筋で風情はない。早速入浴料1,200円(二人分)を払い中へ。入って突き当たりを左へ進んだところに浴場がある。ここでびっくりしたのが何と浴場に行く途中にここの源泉を見ることができるのである。自然湧出でブクブクと湧き出ているのがわかる。022 021 018

ここ湯本館には浴場が三つ。メインの混浴風呂と女性風呂。そして貸切風呂。ここで同行者は女性風呂へ向かい、自分は混浴風呂へと向かう。脱衣所は大きく一度に15人くらいは着替えられるほどの大きさ。

ドアを開け、浴槽を見ると。とにかくミストが凄い。浴槽が霞んで見えて奥の方に至ってはよく見えない。写真撮影のためしばらくドアを開けてミストを逃がす。

この混浴風呂。まん丸な形をしており、浴槽は石で造られている。レトロ調で風情がある。大きさは15人くらいは入れそうな大きさ。浴槽の奥には自然湧出している源泉が沸き出ており、飲泉できるように柄杓が置いてある。湯船に浸かる前にとりあえず飲んでみる。温度は50℃~60℃だろうか。若干タマゴ臭がするが非常に飲みやすい。また浴室にはシャワー、カラン、シャンプーがあり頭を洗うのには便利。001 014 005

そして待ちに待った湯船に浸かる。う~ん。結構熱い~。44℃~45℃くらいはあるだろう。入る前に掛け湯を入念にしたが、それでも肩まで浸かることが出来ない。もう一度掛け湯を入念にし直して?再度挑戦。すると何とか肩まで身体を沈めることが出来た。お湯は無色透明。匂いは若干の石膏臭。飲泉で感じたタマゴ臭は感じられない。飲むと感じるのに嗅ぐと感じない。何だか不思議。結局、温度が高くて長湯は出来ず、ちょこっと全身を浸かっては半身浴や足湯を繰り返す。また自然湧出であるがゆえに温度安定しないのだろう。徐々に熱くなってきている。007 003 002

しばらく湯浴みをしてると60歳過ぎのおじさんが入ってきた。定年まで運転手をされていたとのことだった。ついつい話しに夢中になってしまい逆上せそうになった。なので浴槽に横に座りずっと掛け湯をしてこの湯を堪能した。今までの旅行話を沢山聞けて楽しい時間であった。

結局1時間もの間、浴室に篭っていたのだった。上がった後はサッパリ感があった。クセのないお湯で温度が低ければ何時間でも浸かっていられるお湯である。でもでも熱いお湯だから自分にはちょっと苦手。熱いお湯は長湯が出来ないから、どうしても敬遠してしまいがちになってしまう今日この頃。015 016

この後は高速代がもったいないので国道17号線をひたすら南下して帰宅(PM6時着)。

途中、もつ煮で有名な永井食堂で昼食を食べた。自分はもつ煮定食(もつ大盛)半ライスを注文。やっぱり人気店。客の足は衰えず、ずっと席は埋まっていた。味はGOOD。厚めのもつは食べ応えがあるがやわらかく煮込んでありスープが少し辛めで食欲をそそる。それとこの永井食堂の店内にはすっと「永井食堂の歌」が流れていた。帰りの車中ではこの歌が頭から離れなかった(笑)。Image2241 Image2251 Image2261

湯宿温泉湯本館のHPはhttp://www.yujuku-yumotokan.co.jp/

永井食堂のHPはhttp://www.cm-tokyo.com/nagai/

最後に湯本館の女性風呂と家族風呂の画像を載せます。025 023 024 026

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奈良田温泉 奈良田の里温泉

溜まっているものがあるため徐々にUPしたいと思います。

07年12月1日

AM6:30自宅出発。板橋本町から首都高速が渋滞。なかなか動かない状態が続く。仕方なく高松で下り、山手通りを南下。料金がもったいないが初台で再度、首都高速に乗る。ここからは順調。甲府南ICを下り、笛吹ラインを南下。国道52号線飯富交差点を右折。ここからは完全舗装された走りやすい山道(南アルプス街道)を今度は北上。途中、左右前後に見える山々がちょうど紅葉の真っ盛り。非常に非常に美しい。自然って何でこんなに温かいのだろう。どんな生き物に対してもわけ隔てなく平等に恵みを与えてくれている気がする。001

AM10:30。奈良田温泉奈良田の里駐車場に到着。ここまで来ると先程までくすぶっていた空が快晴になる。ここからキツい登り坂を200mくらい登ったところに奈良田の里温泉がある。昔ながらの民家を改造したかのような建物で非常に風情のある。受付で二人分1,000円を払い中へ。ここは休憩室利用の場合(一人1,500円)とそうでなく入浴一回のみの場合の二種類の料金設定となっている。今回は後者。038 036 002 032 033 035 034

木造の建物の一番奥に進むと「女帝の湯」と書かれた浴場がある。早速、脱衣所に。入ると蛇口が三つ並んでいる。洗面器の代わりなのだろうか。ちなみに真ん中の蛇口には源泉と書いてあり飲んでみると硫黄の香りがした。冷たい硫黄臭の水って結構飲めることに今回初めて気づいた。031 030 029 028 027

浴室へと入る。入った瞬間から湯気がもうもうと立っていた。湯船が見えなくなるほど。これでは写真を取れないため一旦扉を全開にして湯気を出す。浴槽は木製のものが左右に二つ。大きなひとつの浴槽を真ん中に仕切りを入れているような造り。向かって左の湯船には湯口から出てくる新鮮な湯が注がれている。右の湯船には左の湯船から流れ出たお湯が溜まる仕組みになっている。なので右のお湯は新鮮ではないかも?

まずは左側の湯船から。これはたまらない!!ヌルヌルである。身体を触ってみると油を塗ったかの如くヌルヌルする。ためしに手を湯船から出して触ってみたが、それでも手はヌルヌル。温度もGOOD。40℃~41℃くらい。泡付きもなかなか。細かい泡が体中に。お湯の色は無色透明で、匂いは甘い石の香り+硫黄臭が少し。湯口のお湯を飲んでみるが、タマゴ臭が鼻からふうっと抜ける。こんなにヌルヌル、アワアワで温度もちょうどいいお湯なんて極上湯の何者でもない。すばらしいの一言!あまりに気持ちがよく、大きな窓から見える奈良田の景色をぼ~っと眺めながら何も考えずに過ごす。ちょうどこの時間帯に大きな窓から差し込んでくる陽の光が「陽のカーテン」のように見えて別次元にいるような感覚になる。012 011 007この光に包まれた時、何だか安心感のようなものを覚えた。 016 014 026 010

結局1時間以上もこのお湯に浸かっていた。ちなみにもうひとつの向かって右側にある湯船。温度はかなり温く37℃くらいだろうか。しかし意外にお湯がきれいだった。それもそのはず。ほぼ貸切状態だったから。

同行者もこのお湯には大満足で、今まで入った温泉の中でもトップクラスに入るくらいのお気に入りよう。上がった後は二人とも肌がスベスベだったとこは云うまでもない(笑)。

PM0:00。奈良田の里を出発。ここの真下にある白根館に以前訪問したが、そこのお湯よりも温度が低く、ヌルヌル感が高いため、個人的には奈良田の里の方が好きである。

帰りは石和温泉にある「小作」でほうとうを食べ、初めて圏央道経由で帰った。全く渋滞知らずの快適なドライブだった。

奈良田の里温泉。ちょっと遠い(自宅から約200km)が何度でも来たいって思わせてくれる温泉だ(明日にでも行きたい)。

※またまた画質は悪いですが動画を載せます。「naradanosato.mpg」をダウンロード

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