栃尾又温泉 自在館
08年3月8日~9日
今回はJR東日本のパック旅行、地温泉を利用して新潟県栃尾又温泉自在館へ行ってきました。
今回は珍しく新幹線での旅のため出発はゆっくり。MAXとき317号大宮発10:38→浦佐着11:43。浦佐駅を下りると改札では自在館の方(運転手さん)が札を持って迎えに来ていた。早速、自在館のマイクロバスに乗り込み出発。周りは雪山に囲まれており中越に来たな~って実感した。PM0:30頃、栃尾又温泉自在館到着。ここまでの道のりは至って順調。さすがは雪国。除雪への対応がしっかりしているのか、道には積雪が全く無く、快適なドライブ?になった。
受付での対応もよく、到着してロビーで記帳をしているとどくだみ茶を出してくれた。今回の部屋は202号室。トイレ付き。窓から見える景色はなかなかいい。ちょうど目の前には栃尾又薬師堂と子持杉がある。 また自在館は浴衣でなく作務衣を用意している。自分としてはスウェットをはいた感覚になるため非常に楽で有難い。
ここのお風呂は全部で5つ。うち2つはここ栃尾又温泉にある三軒の宿が共同管理している霊泉うえの湯としたの湯がある。
<霊泉したの湯>ここ栃尾又温泉の名物。AM5時~PM3時までは女性専用。PM3時半~PM11時までは男性専用。自在館からは長い廊下+階段を下りて行く。脱衣所からして木造で風情がある。
浴槽は二つ。ひとつは湧き出る源泉の真上にある源泉掛け流しの浴槽。もうひとつは加熱循環の上がり湯。まずは源泉掛け流しの湯船に身体を沈める。う~ん。なんて優しい湯なんだろう。温度は35℃くらいだろうか。お湯は無色透明。無味無臭。若干であるが石膏の香りがした。泡付き良好!あっという間に身体の毛が樹氷状態になる。しかしこのお湯は非常に変わっている。お湯に浸かっていると肌がベトベトしてくる感覚になる。纏わり付くというか。右手で左腕を掴んでみると右手が左腕に吸い付いてしまうかのような感覚。しかし、お風呂から上がって肌を触るとスベスベ。こんなお湯、初めてである。温湯で非常に気持ちがよく、結局、このお湯には計4時間も浸かってしまった。特に夜に入るしたの湯は最高。ライティングがいい塩梅で幻想的な雰囲気を醸し出す。また上がり湯には全く興味がないので一度も入らなかった。カランは一つだけ備え付けてあった。(ちなみに画像は同行者とのコラボです。他のお客さんが多くて撮影のタイミングがほとんどなかった)
<霊泉うえの湯>ここは栃尾又温泉センターのお風呂である(冬季閉鎖)。AM5時~PM3時までは男性専用。PM3時半~PM11時までは女性専用。源泉はしたの湯同様。ここのも加熱循環風呂と源泉掛け流し風呂がある。青いタイル張りの浴槽。都市部にある温泉センターのような造りで風情はないが景色はいい。雪で真っ白にそまった山々の斜面を観ることができる。しかししたの湯と同じ源泉なのに纏わり付く感覚はない。泡つきは良好であるが。引き湯の距離があるせいだろうか。シャワー、カラン、シャンプー付き。
<うけづの湯>ここの唯一の露天風呂。ここは予約制で貸切。造りは風情があってとてもよい。がこのお湯は循環加熱(吸い込み口が二箇所あった)。なので足湯だけしてたったと上がってしまった。しかしながら塩素臭は感じなかった。温度は42℃くらいだろうか。シャワー、カランはない。源泉は栃尾又2号泉で源泉温度は25.3℃。
<うさぎの湯>ここは加熱源泉掛け流し。PM10時から翌朝AM8時までは女性専用風呂となるが、それ以外は貸切。温度は42℃くらい。泡付きは感じられず。回りを石で敷き詰めて造られている。6人くらいは入れそうな大きさ。シャワー、カラン、シャンプー付き。源泉は栃尾又2号泉。
<たぬきの湯>ここも加熱源泉掛け流し。PM10時から翌朝AM8時までは男性専用風呂となるが、それ以外は貸切。温度は42℃~43℃くらい。若干熱め。ここも泡付きは感じられず。またうさぎの湯同様、回りを石で敷き詰めて造られている。大きさは10人くらいは入れそう。シャワー、カラン、シャンプー付き。源泉は栃尾又2号泉。
<食事>ロビーから別棟に行ったところにある野草庵というところで食べる。しかしここは全て個室になっており落ち着ける。夕飯も朝飯も非常に美味しかった。特に夕飯で出された岩魚の塩焼きは頭から食べられるように炭火でじっくりと焼かれており、美味しかった。
<フリードリンク>ロビーには日替わりのコーヒー、ラジウム泉の冷水、どくだみ茶が置いてあり、いつでも自由に飲める。非常に嬉しいサービスである。
帰るまでの間、結局PM0時過ぎまでうえの湯に入っていた。地温泉の特権でまったりさせてもらったのであった。PM0:50自在館出発。この日は天気がよく、白銀の山々と真っ青な空がマッチして非常にすがすがしい気持ちになった。浦佐PM2:44発のとき328号に乗り、PM3:54大宮着。
この栃尾又温泉自在館。非常に気に入った宿である。実は宿泊の前日に宿の方から電話があり「お気をつけておいで下さい」とのお言葉。細やかな気配りである。また宿の造りは女性受けするようでありつつも、昔ながらの山奥の湯治宿の雰囲気を残している。料理も美味しいし、したの湯もピカ一。また、ひょっとしたらこの雪に埋もれた季節に来るのが一番いいのかもしれない。だっていかにも中越!って雰囲気があるから。今度は親父を連れてきたい~。
栃尾又温泉自在館のHPはhttp://www.jizaikan.jp/
この度、ホームページを作成しました。まだ未完成ですが少しずつ仕上げていきたいと思います。ぜひご覧下さい。ホームページ「温泉を通じて」
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